更年期障害と共に感じ始めた不眠が漢方で改善【50代女性】

過更年期障害と共に感じ始めた不眠が漢方で改善【50代女性】

お悩みの内容(主訴)

更年期に入ってから、いわゆる更年期障害特有の火照り・のぼせ・多汗・イライラを感じるようになり、それと同時に睡眠の質の悪さも感じるようになった。ベッドに入ると手足が熱くなって布団の外に出さないと気持ち悪くて寝られない。寝付いても2時くらいに起きてしまい、ジワッと汗をかいていることがある。悪夢というほどではないが気持ちよくない夢を見る事が多く、汗もかいてしまうため、ドラマで見ていた【悪夢でうなされる人】そのままだな、という感じがする。

友達に相談したところ「悪霊が憑いているのかも?」と冗談交じりに言われたが、そんな気さえするように感じていた。一度、体質などを相談したいと思い、インターネットで検索して来局した。


主訴以外の症状

・頭痛 ・肩こり ・火照り ・多汗 ・イライラ ・お腹の張り ・体重増加


改善案

典型的な女性の更年期障害不眠であることは間違いないと感じました。女性の更年期障害不眠を漢方で考える場合、陰陽学が参考になります。

陰陽学には「この世のものは全て陰と陽の特性を持つ」という考え方があり、
陽は火、上昇、興奮、軽い、外向き、暑い、動く、男
陰は水、下降、冷静、重い、内向き、寒い、静止、女
に分けられます。

過度な陰陽のバランスの乱れは心身に悪影響を及ぼします。女性に更年期よる急激な卵巣機能の低下は陰の低下に該当します。急に陰が低下することで相対的に陽が強い状態になり、結果的に火照りやイライラ、多汗など陽の症状が強くみられるようになるのです。

今回のケースでは腎陰を補い、心陽を抑える漢方薬を中心に重鎮安神薬を就寝前に服用していただきました。食事は香辛料や揚げ物など陽を高める食材は控えて、トマトや豆腐、緑黄野菜など清熱作用のある食材を食べていただき、夕食の量に関しては腹6分目にしていただきました。

・夜勤は一旦中止する。
・朝食は温かい消化の良い食事を心がけ、夕食は腹7分目程度にする。
・散歩はしても良いが30分まで。疲れすぎる運動は控える。


経過・予後

2週間後のカウンセリングでかなり睡眠の質が良くなっていました。

「夜間の覚醒がなくなり、起床時のすっきり感も得られるようになった」
「視野も広くなったような気がして、起床してから花壇の手入れをするようになり、生活が一気によくなったと実感している」
「脳の爽快感が違う」
との、お声をいただきました。

ただ、季節的に本格的に暖かくなると、陰陽のバランスが崩れて悪化する可能性がある事を伝え、継続服用をお勧めしました。
その後、2か月たった現在でも調子は良いため、重鎮安神薬は量をコントロールしながら継続中。

タカオ先生のコメント

今回は典型的な女性の更年期障害不眠でした。そのため、比較的改善もしやすくお客様も漢方に満足していただけました。更年期は誰しもが通るものであり、自己管理だけではなかなか難しいところもあります。漢方薬と食生活と生活習慣のトリプル改善を意識すれば、症状も緩和させることが出来ると思います。少しでも『更年期かな?』と感じたら、早めに漢方をスタートさせましょう。

タカオ先生のコメント

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