妊活と睡眠―妊活のためにも睡眠時間確保を―

妊活と睡眠―妊活のためにも睡眠時間確保を―

妊活の漢方カウンセリングをしていると多くの人が睡眠に問題を抱えている事に気が付きます。

それはゲームやSNSなど意図的に夜更かしをして睡眠不足になっているケースや、夜勤によって睡眠の時間が不安定になっているケース、メンタル的な悩みがあり中途覚醒など睡眠の質が悪くなっているケースなど様々です。しかし、妊活において睡眠こそとても重要な生活習慣であることを忘れてはいけません。

ここで睡眠と男女の生殖機能に関するデータを一つご紹介したいと思います。女性の場合、慢性的に睡眠時間が6時間を切っている場合、卵胞刺激ホルモンが20%ほど低下することが分かっています。また、夜勤など睡眠のリズムが不安定な人は、睡眠のリズムが安定している人と比べて生理不順のリスクが33%も上昇するそうです。男性の場合、5時間睡眠を1週間続けただけでテストステロンの値が15歳加齢したレベルまで低下した、というものもあります。

さらに怖いのは慢性的に睡眠不足の男性は睾丸が小さくなるそうです。現代日本において【平均睡眠時間6時間未満】の男女は4割にも上ると言われているため、不妊と睡眠不足の関連性は無視できないものです。妊活に取り組んでいるカップルにとって睡眠時間の確保は大きな問題の一つと考えられます。

漢方における睡眠の重要性

女性の生殖能力と睡眠は陰陽学説的にも重要視されています。陰陽学説とは、世の中のものは全てに陰と陽の特性がある、という考え方です。
陽に代表されるものは、太陽、日中、明るい、温かい、上昇、軽い、動く、火、外向き
陰に代表されるものは、月、夜、暗い、冷たい、下降、重い、静止、水、内向き
となります。

男女を陰陽に分けて考えると、女性は陰に属します。そのため、女性にとって陰の時間に陰の状態であることは、女性らしさ、すなわち卵巣機能を正常にする上でとても重要になっています。陰の時間に陰の状態である、とは「夜間に、暗い部屋で、ぐっすり眠る事」となります。可能な限り23時までには就寝することをお勧めしています。

妊活漢方の効果を高めるためにも睡眠の質と量にこだわろう

妊活の相談ではその人の体質に応じて妊活に良いとされる漢方薬をご提案させていただいております。しかし、睡眠の質や量が不十分な場合、その漢方薬の効果も十分に発揮されない事もあります。

ゲームが好きな人、SNSを見たい人、運動したい人。お客様の夜の過ごし方は様々です。忙しい日中を忘れ、リラックスの時間を持つことは大切な事だと思います。しかし、睡眠時間を大きく削ってまで過ごす時間は本当にリラックスと言えるでしょうか?

本当のリラックスは【眠る事】です。しっかりと睡眠時間を確保することが妊活において何より大切であることを忘れないでくださいね。

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